AP通信が米国時間30日、コンピュータで自動作成した米プロ野球マイナーリーグのニュース記事の提供を開始。トリプルA、ダブルA、クラスAの全試合について自動作成記事を配信するという。

AP通信ではこれまで、AIと専用ソフトウェア、ザックス・インベストメント・リサーチ（Zachs Investment Research）のデータを利用した自動作成記事で企業の四半期決算のニュースなどを提供してきた。また、カレッジスポーツについても自動作成記事を提供していた。

今回発表された取り組みでは、AP通信は米オートメイティッド・インサイツ（Automated Insights）ならびに、MLBアドバンスドメディア（MLB Advanced Media、MLBAM）と協力。前者のニュース自動作成プラットフォーム「Wordsmith」および後者の統計データを利用して記事を作成しているという。

この話題を採り上げたTechCrunchなどでは、AP通信が今後野球以外のスポーツニュースについてもAIとソフトウェアを利用して自動作成ニュースを提供する可能性も指摘されている。

【参照情報】
・AP expands Minor League Baseball coverage - AP
・AP Sports is using “robot” reporters to cover Minor League Baseball - TechCrunch
・AP's 'robot journalists' are writing about Minor League Baseball now - The Verge