アップル(Apple)「iPhone」の累計販売台数が10億台に達したことが米国時間27日に明らかになった。
これは同社のティム・クック(Tim Cook)CEOが同日にあった全社集会で明らかにしたもので、同氏はそのなかで「iPhoneは歴史上もっとも重要かつ世界を変え、成功を収めた製品になった」「われわれが一番多く売れる製品を目標にしたことは一度もなく、われわれは常に違いを生み出すことのできる最高の製品を作ることを目指してきた」などと発言したという。
iPhoneのオリジナルモデルが発売されたのは2007年夏のことだが、この話題に触れたQuartzでは、iPhoneが2009年から現在までに約5800億ドルの売上をアップルにもたらしていることや、一四半期に500億ドルを超える売上を記録したこともあったなどと指摘している。
また、初代iPhoneが発売された2007年6月29日には17ドル43セントであったアップル株価が、昨年6月には一時130ドル54セントまで上昇し、現在でも97ドル34セントとはiPhone発売時の約5倍になっていることも指摘されている。
(QUARTZ)
なお、アップルは前日の決算発表で、iPhoneの販売台数が2四半期連続で前年割れとなったことを明らかにしていた。またApple Watchなど他の製品の売上も伸び悩んでいることから、サムスン(Samsung)やファーウェイ(Huawei)をはじめと中国メーカーが勢いを増すなかで、アップルが今後どのような巻き返し策を講ずるかに注目が集まっているようだ。
【参照情報】
・One billion iPhones - QUARTZ
・Apple has sold over 1 billion iPhones - The Verge
・It's official: Apple has sold more than 1 billion iPhones - CNET
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