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ダイムラー(Daimler)傘下のライドシェアリング・サービス、マイタクシー(MyTaxi)が同分野で競合する英ヘイロー(Hailo)との合併を欧州時間26日に発表。米ウーバー(Uber)など競合各社への対抗が目的と見られている。

Reutersによると、マイタクシーとヘイローはいずれも既存のタクシー会社と連携してサービスを提供しており、合併後の新会社は9ヶ国50都市でサービスを展開し、登録ドライバー約10万人、利用者数約7000万人に擁する欧州最大のライドシェアリング・サービスになるという。

金銭面の具体的な条件などは明らかにされていないが、両社の合併は株式交換を通じて行われ、ダイムラーは新会社の株式の60%を保有することになる。また新会社のCEOには、ヘイローのアンドリュー・ピニントン(Andrew Pinnington)現CEOが就任する予定。

ゼネラルモーターズ(GM)による米リフト(Lyft)への5億ドルの出資や、フォルクスワーゲン(Volkswagen)によるゲット(Gett)への3億ドルの出資、さらにはトヨタ自動車によるウーバーへの出資など、ここにきて大手自動車メーカー各社によるライドシェアリングサービスへの戦略的な投資が続いている。また最大手のウーバーはこれまでに合わせて約125億ドルの資金を調達している。

Bloombergによると、ヘイローは2011年の創業以来1億ドルの資金を集めているが、資金力で勝る大手各社と競争していく上で他社との合併が必要と判断したとみられる。

ダイムラーはマイタクシーのほか、カーシェアリングサービスのCar2Goなども保有し、これらをすべて含めたシェアリング・プラットフォーム分野にこれまで5億ユーロを投入しており、今後さらに戦略的投資を行う考えも明らかにしていたとBloombergは伝えている。

【参照情報】
Daimler's mytaxi to merge with Hailo to take on Uber - Reuters
Hailo gets help from car giant Daimler to take on Uber - Engadget
Uber Targeted as Daimler’s Mytaxi Merges With U.K.’s Hailo - Bloomberg

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