画像はイメージです original image: © mstaniewski - Fotolia.com
事故前後の映像を即時アップロード、LTE対応ドライブレコーダーをドコモが提供
2017.04.11
Updated by Naohisa Iwamoto on April 11, 2017, 06:25 am JST
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2017.04.11
Updated by Naohisa Iwamoto on April 11, 2017, 06:25 am JST
法人車両のドライブレコーダーの映像を、万が一の事故が発生したときに即時にクラウドにアップロードして管理者が状況確認や対応の指示をできるようにする新端末をNTTドコモが発売した。LTE通信機能を搭載したドライブレコーダー「TMX-DM02A」がそれだ。
TMX-DM02Aはパイオニア製の端末。カメラ、GPS、加速度センサー、3G/LTE通信機能を搭載し、マイク、スピーカー、2インチの液晶ディスプレイを備えた通信型ドライブレコーダーである。最大の特徴は、LTE通信に対応しており、事故相当の衝撃を検知したときに自動的にドライブレコーダーの記録映像をクラウドにアップロードすること。具体的には急ハンドルや急ブレーキなどの衝撃を検知した前後10秒の映像を記録し、LTEの通信回線を利用してNTTドコモが提供するクラウドサービス「docoですcar」のクラウドにアップロードする。管理者はクラウドにアクセスすることで、事故の状況をほぼリアルタイムで確認することができる。
▼ドライブレコーダー「TMX-DM02A」を使ったリアルタイムの映像アップロードのイメージ(NTTドコモのニュースリリースより)
「docoですcar」は、1ID当たり年額1万2000円で利用できるクラウドサービス。「docoですcar Safety」では、事故前後の映像のアップロード以外に、TMX-DM02Aを使うことで安全運転支援などを行うことができる。TMX-DM02Aが内蔵するセンサーでドライバーの運転習慣を解析・評価し、運転指導による運転技術の向上やエコドライブの実現による燃費改善などの効果を得られる。
TMX-DM02Aは3万5000円の販売価格で、法人向けに4月10日に販売を開始。簡易な機器と高速ネットワークの組み合わせで、交通IoTのソリューションを幅広い企業層に適用できるようにする。
【報道発表資料】
・法人向けLTE対応「通信型ドライブレコーダー」を提供開始
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