WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

交通 危険 イメージ

⑦リスクホメオスタシス理論

2017.07.18

Updated by Toshihiro Hiraoka on July 18, 2017, 17:04 pm JST

リスクホメオスタシス理論とは、カナダの交通心理学者ジェラルド=ワイルドが提唱した理論で、危険だった物事が安全になると、そのマージンだけ人は大胆になり、危険な行動をするようになるという考え方だ。そのため、結果として安全の度合いは変わらないと言われている。

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

平岡 敏洋(ひらおか・としひろ)

京都大学大学院 情報学研究科 システム科学専攻 助教。1970年福岡生まれ。1994年京都大学 工学部 精密工学科卒業。1996年京都大学大学院 工学研究科 精密工学専攻 修士課程修了。同年松下電器産業(株)入社。1998年京都大学大学院 情報学研究科 助手、2007年同研究科 助教となり現在に至る。博士(情報学)。人間機械系の研究、とくに自動車の運転支援システムに関する研究に従事している。車両運動力学、制御工学、インタフェース設計論、心理学、ゲームニクス理論などといった複数の分野を横断する学際融合的なアプローチで、運転者に対して、運転技能の向上を促すだけでなく、より良い運転に対する動機づけを行う運転支援システムの構築を目指している。2013年に計測自動制御学会論文賞(友田賞)、2014年に自動車技術会論文賞を受賞。計測自動制御学会、自動車技術会、日本人間工学会、国際交通安全学会、IEEEの会員。