WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

工業 テクノロジー イメージ

ブロックチェーン関連の授業が大学でブームになりそうな理由 ほか

Laboratory News June 3rd week,2018

2018.06.19

Updated by Wataru Nakamura on June 19, 2018, 19:22 pm JST

BMW、MITと世界初の3Dプリント・インフレータブル素材を共同開発【The Drive】
BMWのデザイン部門は先ごろ、MITの自己構築ラボ(Self-Assembly Laboratory)と3Dプリントできるインフレータブル素材を共同開発したと発表。BMWは新たな素材について、将来的な自動車のインテリアデザインに欠かせないものとなると見込んでいる。

原文:BMW, MIT Codevelop World's First 3D-Printed Inflatable Material

MIT、壁の向こう側の人物の動きをモニタリングするAIシステムを開発【ZDNet】
MITのコンピュータ科学・人工知能研究所の研究チームが、壁の向こうの人間の姿勢や動きを感知するAIシステムを開発。人間の体に当たって跳ね返った無線信号をニューラルネットワークで分析することでその姿勢や動きを読み取るこのシステムは、一部の病気や高齢者の健康状態のモニタリングなどに応用できる可能性がある。

原文:Researchers develop artificial intelligence system to watch you through walls

VMウェア、スタンフォード大と女性のリーダーシップを推進する新たな研究所で協力【The Business Journals】
VMウェアとスタンフォード大学は、女性によるリーダーシップを推進する新たな研究所「VMware Women's Leadership Innovation Lab」を設立。VMウェアが1500万ドルの資金を提供するこの研究所では「女性が企業において指導的立場に立つ上で何が障害となっているか」、「このような障害が企業の業績にどのような悪影響を与えているか」といったテーマで研究を行う。

原文:VMware teams with Stanford on $15M lab to boost women leaders

ハーバード大とグーグル、有害な建設化学物質の削減プロジェクトで協力【Chemistry World】
ハーバード大学とグーグルが、建設資材から発生する有害物質を削減するための新たなプロジェクトをスタート。両者は最先端の科学研究に基づき、大手建設業者の大規模な建設・リノベーションプロジェクトなどでの意思決定に役立つツールや、リソースを提供する狙いだ。

原文:Harvard and Google team up to take on harmful construction chemicals

暗号通貨やブロックチェーン、ビットコイン関連の授業が大学でブームになりそうな理由【Fortune】
時価総額で世界3番目の暗号通貨であるリップルは、ブロックチェーンや暗号通貨、決済処理などの技術の研究を促進するため、世界各国の大学に5000万ドルの資金を寄付すると発表。「University Blockchain Research Initiative」というこの取り組みでは、プリンストンやMIT、インド工科大学ボンベイ校、高麗大学、ロンドン大学など17の大学と協力する。すでにスタンフォード大やオックスフォード大などでは、ブロックチェーン・暗号通貨の分野に関連するコースやプログラムを提供している。

原文:Why Classes on Cryptocurrency, Blockchain, and Bitcoin Are About to Boom at Colleges

「Deep Fake」を超える「Deep Video Portraits」技術をスタンフォード大、マックスプランク研究所らが研究【Tech Crunch】
仏テクニカラーやスタンフォード、バース大学、マックスプランク研究所などが今年のSIGGRAPH(世界最大のコンピューターグラフィックス関連カンファレンス)のなかで、「Deep Video Portraits」という新たなフェイク動画技術についての論文発表を検討している。同技術は、ある人物の顔や口の動き、表情を読み取り、顔のデータを取り込んだ別の人物の顔でまったく同じ動きを自然に再現できるというものだという。

原文:Forget DeepFakes, Deep Video Portraits are way better (and worse)

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。