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自宅ワークについて言及されにくい5つの弊害 ほか

Workstyles News June 4th week,2018

2018.07.02

Updated by Wataru Nakamura on July 2, 2018, 17:00 pm JST

Snap元従業員、同社の劣悪な環境や性差別文化を非難【The Verge】
「Snapchat」を提供するスナップ(Snap)の元ソフトウェアエンジニアであるシャノン・ルベティッチ氏が、米Cheddarのインタビューで同社の職場環境について「劣悪で性差別的」と非難。「女性や有色人種の社員が歓迎されない職場文化」との指摘を受けたスナップでは、ダイバーシティ推進などの取り組みを開始していると説明している。

原文:Former Snap employee says company has a ‘toxic' and ‘sexist' culture

自宅ワークについて言及されにくい5つの弊害【TechRepublic】
自宅などでのリモートワークに従事する人が増加しつつある米国だが、リモートワークならではの問題もある。TechRepublicではこのようなリモートワークについて「モチベーションの低下」、「仕事とプライベートの区別の希薄化」、「コミュケーション上の弊害」、「セキュリティ上の懸念」、「仲間意識の欠如」の5つの問題を挙げ、それぞれの解決策を提示している。

原文:Working from home: 5 hidden downsides no one talks about

BYODには、最大でモバイルプログラムコスト全体の40%の管理費【TechRepublic】
サムスンとオックスフォード・エコノミクスが先ごろ、企業の「BYOD(Bring Your Own Device)」ポリシーに関するレポートをリリースした。同レポートによれば、調査を行った500社の米IT企業のうち、31%がBYODを導入しており、従業員全員に携帯端末を提供している企業は17%にとどまった。BYODの隠された管理・サポートコストも明らかになっており、IT部門やサードパーティーのサービス・プロバイダ、ソフトウェアライセンスなどにかかるコストは、企業のモバイルプログラム全体のコストの25〜40%にものぼっていた。

原文:BYOD management adds up to 40% to the cost of enterprise mobile programs

専門家が仕事における姿勢や価値観を4つに分類【Fast Company】
Deloitte Greenhouse Experienceのマネージングディレクターであるキム・クリストフォート氏と人格心理学者スザンヌ・M・ジョンソン氏は、人々の仕事における姿勢や価値観を4タイプに分類。リスクを取り、可能性に重きを置く「Pioneers」タイプ、安定性や秩序、ルールを重視する「Guardians」タイプ、課題解決や結果を出すことにやりがいを感じる「Drivers」タイプ、チームのつながりやコンセンサスを好む「Integrators」タイプに分けた(ただし「Pioneer/Drivers」というように複数の要素を持つ人もいるという)。自分や他の従業員がどのタイプに当てはまるかを理解することで、職場のコラボレーションを促進できるという。

原文:These are the 4 different work styles and how to work with each

アマゾンは米国でもっともブラックな職場か?【Truthout】
ニューヨークを拠点とする労働監視NPOのChina Labor Watchは、アマゾンの「Kindle」や「Echo」などのサプライヤー工場の劣悪な労働環境を明らかにする報告書を公開。アマゾンについては、これまでも過酷な労働環境や賃金の低さ、多くの労働者がフードスタンプに頼る現状などについて繰り返し伝えられてきており、他にも労働組合の結成を阻止する専門家の雇用など、労働者に対する敵対的な姿勢が非難を受けている。

原文:Is Amazon the US's Most Anti-Worker Company?

AI導入に前向きな雇用者 - 「完全に自動化された職場を歓迎する」が7割(HPE Aruba調査)
HPE Arubaは先ごろ、オフィスのデジタル化に関する新たなレポートをリリース。このなかでは、雇用者の71%が「完全に自動化された職場を歓迎する」と回答。また、オフィスでの様々なテクノロジーの導入についても、「生体認証データがパスワードに取って代わるべき」とした回答者が71%、「ARやVRが職場でより重要な役割を果たすべき」とした回答者が61%、といった結果が出ている。

原文:71% of employees said the future workplace should be fully automated, here's why

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。