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法人向けIoTの強化で地方創生へ、KDDIがIoT専業のエコモットと提携

2019.01.17

Updated by Naohisa Iwamoto on January 17, 2019, 06:25 am JST

KDDIは、法人向けIoTビジネスの強化のため、エコモット(北海道札幌市)と資本業務提携する。法人向けIoTビジネスのスケール化の促進や、IoTを利用した一次産業、防災、寒冷地対策など地方創生につながる事業の推進に向けて協業する。

エコモットは、2007年に創業したIoT専業のソリューションベンダー。センサーや自社開発のデバイスを提供するほか、顧客ニーズに応えるカスタマイズや現場での設置ノウハウを提供。様々なモノやコトをセンシングして価値を創出するようなソリューションを提供してきた。資本業務提携により、KDDIが提供している、IoT分野における通信サービスやクラウドプラットフォームと、エコモットが持つ「つなぐ力」を組み合わせて、地域産業の高度化などの側面で新しい価値の創出を推し進める。

業務提携の概要としては、KDDIが提供する「KDDI IoTクラウド Standard」の強化に加えて、センサー端末ラインアップおよび新技術の共同開発、新規IoTパッケージ商品の共同開発、拡販などが挙げられている。さらに、KDDIとエコモットの両社がもつ知見や技術を活用した地域産業の高度化、両社の強みであるノウハウの相互交流や人材交流も実現していく。

KDDIはこの提携で、エコモットが発行する株式のうち議決権比率の21.1%を取得し、エコモットを持分法適用関連会社化した。

【報道発表資料】
KDDIとエコモット、法人向けIoT分野で資本業務提携

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。