マックス・プランク研究所、新たな調査で外国出身研究者の疎外感が明らかに【physics world 7/5】
昨年2つの研究機関でのいじめやハラスメントが問題になったマックス・プランク研究所が先ごろ、外部の調査チームによる研究所スタッフへの調査結果を公表。9000人以上のスタッフが回答したこの調査によれば、研究所のグループの雰囲気やリーダーシップ文化については基本的にポジティブな結果であったものの、「外国出身研究者の45.2％が所属する研究所で疎外感を感じている」、「回答者の10人に1人が過去1年以内に職場でのいじめを経験」といったネガティブな側面も浮かび上がっている。

原文：Up to half of foreign scientists at Max Planck institutes feel excluded

シーメンス、水素関連技術でフラウンホーファー研究所と協力【Reuters 7/15】
ドイツのシーメンスとザクセン州、フラウンホーファー研究所は現地時間7月15日、ドイツ東部のゲルリッツのシーメンス工場敷地内にイノベーションキャンパスとスタートアップアクセラレーター、水素技術の研究所を設置することで合意。シーメンスらはこの拠点に3000万ドルを投資するほか、およそ100人を雇用するという。

原文：Siemens and partners to invest 30 mln eur in Goerlitz site

UCバークレー、学内イノベーション・スタートアップを推進する役職を新設【Venture Beat 7/10】
カリフォルニア大学バークレー校は先ごろ、リチャード・リヨンズ教授を同大学初のチーフ・イノベーション・アンド・アントレプレナーシップ・オフィサー（CIEO）に指名。CIEOは2020年1月から新設される役職で、同大学が生み出した技術や知財を活用したイノベーションの促進やスタートアップの育成などにかかわるという。

原文：UC Berkeley names its first-ever chief innovation and entrepreneurship officer

MITコンピュータ科学・人工知能研究所、ヘリコプター・飛行機の両要素を持つドローンを可能にする新たなAIを開発【Venture Beat 7/14】
MITコンピュータ科学・人工知能研究所（MIT CSAIL）とワシントン大学の研究者らは、ヘリコプターのような離着陸と飛行機のような滑空を切り替えられるドローンの設計を研究。新たな論文の中で、このようなドローンを様々なサイズ・形で作るための画期的なAIシステムを考案している。

原文：MIT CSAIL makes AI that helps drones land like a helicopter and fly like a plane

スタンフォード研究チーム、淡水と海水を混ぜてエネルギーを生み出す方法を開発【Slash Gear 7/31】
スタンフォード大の研究チームは先ごろ、淡水と海水が混在する場所で再生可能エネルギーを生み出す新たなバッテリー技術を発表。このバッテリーは淡水と海水の塩分濃度の差を利用してエネルギーを生み出すもので、下水処理場などの自家発電化に役立つと考えられている。

原文：Stanford scientists harness energy from mixing of fresh and saltwater

スタンフォード研究チーム、風力発電を効率化するアルゴリズムを開発【Digital Trends 7/2】
スタンフォード大の研究チームは先ごろ、風力タービンが最も効率よく電力を生み出すための方位制御（ヨー制御）を行うためのアルゴリズムを開発。このアルゴリズムは、過去50年分の風力や風向、風力タービンからの発電量などの情報を風モデルと組み合わせたもので、複数の風力タービンが効率的に風をシェアすることで最大限のエネルギーを生み出せるという。

原文：Stanford researchers create algorithm that makes wind turbines more efficient