DXを実現するための身近なツールには脆弱性が散見され、サイバー攻撃の対象になる可能性がある。無線LANやBluetooth、QRコードの脆弱性とランサムウエアの現状はどうなっているのだろうか
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進の効果が訴求されているが、一方でDXの進展はサイバーセキュリティにとって脅威であることも事実として認識しなければならない。DXを実現するための身近なツールには脆弱性が散見され、サイバー攻撃の対象になる可能性があるのだ。
オフィスや家庭、街中でも利用が進む無線LAN、近距離で機器同士をつなぐBluetooth、情報アクセスからスマホ決済まで幅広く利用されるようになったQRコードなど、身の回りに多くのDXの入り口がある。すでに社会的基盤ともいえる無線LANやBluetooth、QRコードに脆弱性があれば、サイバー攻撃を仕掛ける側にとっても絶好の入口になってしまう。また、コンピューターファイルやシステムに鍵をかけて身代金を要求するランサムウエアがいまだに現実的な脅威であり続けていることも直視しなければならない。
そのため、無線LANからランサムウエアまで、それぞれの脆弱性を探求する研究は重要な意味を持つ。不正アクセスの可否やその効果、現実性を示すことは、セキュリティ対策を講じる上で有効な知見になる。こうした研究の成果により、今後のDXの実現や発展をセキュアに進めることにもつながっていく。
セキュリティ関連のオンラインイベント「ジャパンセキュリティサミット2020」では、こうした脆弱性の研究を続ける情報セキュリティ大学院大学客員教授 神戸大学大学院工学研究科教授の森井昌克氏が無料オンラインセミナーを実施する。この講演では、いまだに脅威をふるうランサムウエアの現状とその対策法、無線LANへの不正アクセス手法の実際、Bluetoothへの攻撃、QRコードの脆弱性について解説する。これらは広く利用されているだけに身近な現実的脅威になり、その現実を知ることはDXを推進する上で必要不可欠な知見となるだろう。
講演タイトル:「DXへの道程に横たわる脆弱性、そしてサイバー攻撃—ランサムウェア、無線LANへの不正アクセス、そしてブルートゥースは—」
日 程:2020年 9月10日(木曜)15:00〜15:30
会 場:Teamsライブを利用したオンラインイベントです。peatixでお申し込みの方に事前に招待メールをお送りします。
参加費用:無料:お申し込みは当日9月10日の15:00までとさせていただきます
お申込み:こちらよりお申込みください
主 催:ジャパンセキュリティサミット実行委員会
登壇者:情報セキュリティ大学院大学客員教授
神戸大学大学院工学研究科教授
森井昌克氏
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