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NECネッツエスアイ、ローカル5Gの普及に向けた戦略を発表

2022.03.12

Updated by WirelessWire News編集部 on March 12, 2022, 12:20 pm JST

NECネッツエスアイは2022年2月28日、ローカル5Gに関する今後の戦略を発表した。ローカル5Gを活用する典型的な二つの領域を想定し、各領域向けをターゲットにした製品群を揃えることで、ローカル5G事業の本格展開と拡大を進める。2023年度には、ローカル5G事業で100億円の売上を目指す。

NECネッツエスアイは、ローカル5Gを中心としたプライベート・ネットワークが今後の通信サービスをけん引していくと想定している。今回発表した戦略では、
(1)地域ネットワーク
(2)インビルネットワーク
の2つをローカル5Gの注力領域とした。

(1)の地域ネットワークでは、NECマグナスコミュニケーションズ製の一体型基地局装置を使い、1台で広いエリアをカバーするような使い方を想定する。地域共通のコアネットワークを複数の事業者で共有するモデルを実現できるため、ローカル5Gの導入が容易になる。ケーブルテレビ(CATV)事業者との連携により事業拡大を図る。

(2)のインビルネットワークでは、韓国HFR社の製品を使ってWi-Fi並みのコストでローカル5G環境を構築する。アンテナ分散技術を活用することで、オフィスビルや病院など、壁や床で仕切られた空間が多いビル内で効率的にローカル5G環境を構築する。各種DXサービスと組み合わせて、スマートビルを実現する「インビルソリューション」を展開する。

さらに、5G以降のBeyond 5Gへの対応を想定して、ローカル5G関連の機能(コア/CU/DU/RU)すべてをソフトウエアで実現できるFLARE SYSTEMS社製のソフトウエア基地局「FW-L5G-1」を活用することも今回の戦略に含めている。この製品は、東京大学との共同研究の成果で、汎用サーバー機を活用してローカル5G環境を容易に構築できるようにするものだ。

[リリース]
NECネッツエスアイ、社会実装に向けたローカル5G戦略を発表

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