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キャッチ、デンソー高棚製作所でローカル5Gの実証実験を開始

2022.04.14

Updated by WirelessWire News編集部 on April 14, 2022, 17:58 pm JST

キャッチネットワーク(以下キャッチ)は2022年4月11日、デンソーと協力してローカル5Gの実証実験を開始することを発表した。ローカル5Gの無線局をデンソー高棚製作所内に構築し、製造現場でのDXを加速するための実証実験を4月10日から新たに開始した。

製造現場では、深刻化する人手不足に対処するためにIoTやDXの導入が進んでおり、このためのインフラ技術としてローカル5Gが注目されている。ローカル5Gとは、通信事業者ではない企業や自治体が、限定された一部のエリアまたは建物・敷地内に専用の5Gネットワークを構築するもので、無線LANよりも安定した高性能な通信環境を実現できる。さらに、5Gの特徴である高速大容量、超低遅延、多数同時接続の性能を個別ニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできる。

キャッチは、Sub6帯・スタンドアローン(SA)方式を使ったローカル5G無線局の免許を取得している。Sub6帯は6GHz未満の周波数帯で、現状の国内ローカル5Gでは4.5GHz帯の4.6~4.9GHzを使う。SA方式は5G専用の機器のみで構成する無線ネットワークで、キャリアを含めて現状の5Gシステムの多くが採用しているノンスタンドアローン(NSA)方式と比べて5Gの特徴をフルに活用できる。

キャッチとデンソーは、2021年11月にデンソー本社敷地内の「モノづくり棟」でも実証実験を実施しており、今回は2例目の取り組みとなる。今回の実証実験では、ローカル5G基地局としての通信環境を構築したデンソー高棚製作所とキャッチをネットワークで接続する。

[リリース]
デンソー高棚製作所でローカル5G実証実験を開始

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