画像はイメージです original image: northsan / stock.adobe.com
画像はイメージです original image: northsan / stock.adobe.com
京セラは2022年4月11日、ローカル5Gを体験できる「ローカル5G共創ルーム」を、京セラのみなとみらいリサーチセンターに開設すると発表した。ローカル5Gシステムを紹介する「展示ルーム」と、高速大容量通信の体験やパートナーと共創活動ができる「共創ルーム」で構成する。4月12日から開設する。
展示ルームでは、ローカル5Gの安定性、設置性、柔軟性、堅牢性をアピールする内容を展示する。例えば、デジタルサイネージによるローカル5Gの紹介、ローカル5G活用事例の紹介、基地局本体の展示などを予定している。基地局本体の実物を展示することで、導入前にシステムの大きさや導入イメージを確認できる。
共創ルームはデモ実演、共創活動、開発ラボ、打ち合わせなどでの利用を想定し、ローカル5Gを利用したソリューション開発や研究が共同で実施できる環境や、4K映像のストリーミングといったローカル5Gを体験できるデモ環境を用意している。
「ローカル5Gについて知りたい」「デモを見てみたい」といったニーズに対応したり、それぞれの課題を解決するための共創活動をサポートするなどして、オープンイノベーションを活性化することを目指す。
ローカル5Gは、企業や自治体などがその建物内や敷地内など、特定のエリアに構築できる5Gネットワークである。高速大容量通信や低遅延、多数同時接続といった5Gの特徴を生かしながら個別のニーズに合わせてカスタマイズすることや、安全で安定したネットワークを構築することができることから、製造業やサービス業など、幅広い分野での活用が期待されている。
京セラでは、スマートシティの実現や工場における生産性の向上など、ローカル5Gを使ったソリューションを展開するため、2021年11月にみなとみらいリサーチセンターでSub6帯でスタンドアローン(SA)方式を使ったローカル5Gの免許を取得した。現在、実証実験を進めながら、ローカル5Gの事業化を目指して研究開発に取り組んでいる。
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら