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サムスン、6G周波数に関するホワイトペーパーを公開 他2本

5G News May 3rd. week, 2022

2022.05.17

Updated by Wataru Nakamura on May 17, 2022, 07:00 am JST

サムスン、6G周波数に関するホワイトペーパーを公開【Samsung Newsroom 5/8】
韓国サムスンは5月8日、6Gに必要な周波数帯に関する同社のビジョンを示すホワイトペーパー「6G Spectrum: Expanding the Frontier」を公開した。この中で、「高精度のモバイルホログラムや極めて没入感の高いXR(Extended Reality)のような6Gサービスの実現には、数百MHz〜数十GHzまでの連続した超広帯域が必要」という見解を示した。また、同社はこの資料の公開に合わせて、サブテラヘルツ帯域通信やRIS(reconfigurable intelligent surface)、XDD(cross division duplex)、FD(full duplex)、AI-NC(AIを活用したnonlinearity compensation)、AI-ES(AIによる省エネ)などの6G関連技術の研究成果も発表している。

原文:Samsung Unveils 6G Spectrum White Paper and 6G Research Findings

ローカル5G事業からの収益増を視野に入れるディッシュ【Fierce Wireless 5/12】
英調査会社New Street Researchのアナリストが、ディッシュの米ローカル5G市場における事業の見通しに言及した。それによれば、ディッシュは2025年までに同事業の売上が300億ドルまで成長し、同市場のシェア20%を獲得する、と予想している。同社の幹部はローカル5G事業について、企業がローカル5G網を配備するためのCBRS周波数帯のリース、ローカル5G as a serviceの提供、ネットワークスライシングの3つの方法で収益を上げる計画に言及している。

原文:Dish eyes future profits from private wireless

5Gサービス売上、2026年までに世界のモバイルサービス売上の60%に(Omdia予想)【RCR Wireless 5/12】
英調査会社Omdiaの予想によれば、世界の5Gモバイルサービス売上は2026年に5400億ドルに達し、モバイルサービス売上全体の6割を占めるようになるという。特にゲームや動画ストリーミング、AR/VRなどのサービスが5G契約者の伸びに貢献し、世界のモバイル契約者に占める5G契約者の割合は同年に40%まで拡大すると見込まれている。

原文:5G to account for 60% of global mobile service revenues in 2026: Omdia

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。