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三井情報、東中野にローカル5Gの検証が可能なラボを開設

2022.05.30

Updated by WirelessWire News編集部 on May 30, 2022, 07:00 am JST

三井情報は2022年5月19日、東京都中野区にある同社のラボにローカル5Gの技術検証が可能な「MKI 5G IDEA LAB.」を開設したと発表した。三井情報の東中野オフィスにある「MKI IDEA LAB.(アイデアラボ)」内に設置する。ローカル5Gの活用を目指す企業や自治体と一緒に検証するほか、顧客向けのデモンストレーション・スペースも設けてローカル5GとWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の違いを体感できるようにする。

昨今、「超高速」「多数同時接続」「超低遅延」という5G通信の特徴を生かしつつ、地域ニーズや個別ニーズに応じて企業や自治体が主体的に利用可能なローカル5Gを、サービス・ソリューションの創出に活用する機運が高まっている。しかし、ローカル5Gの環境を用意するには、無線局免許の取得や無線基地局およびコアネットワークなどを設計構築する難易度の高い専門知識が必要で、導入を検討する企業や自治体の課題となっている。そこで、三井情報ではローカル5Gのラボを用意し、企業や自治体が持ち込んだ機器などをローカル5G環境に接続して専任エンジニアとともに技術検証できるようにした。

MKI 5G IDEA LAB.にはオンプレミスとクラウドのコアネットワークを用意しており、利用者は双方の環境で検証が可能である。オンプレミスとクラウドを比較することで、利用者のサービスに合わせたコアネットワークが選択できる。また、技術基準適合証明(技適)を取得した端末ならば、三井情報が所有する基地局に接続して実際の通信疎通や動作などを確認することもできる。技適を取得していない端末については、電波暗箱を利用して通信疎通や動作検証が可能だ。

MKI 5G IDEA LAB.では、ローカル5GとWi-Fi 6のそれぞれにマイクロソフトのHoloLensのようなMixed Reality(MR)デバイスを接続させた状態で3Dモデルの投影・操作が可能である。これにより、相互の違いを体感することができる。また、通信速度や遅延などを数値で確認できるため、サービスの特性に合わせた無線環境の選択にも役立てられる。

[リリース]
三井情報、東中野オフィスにローカル5Gの通信検証が可能なラボを開設

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