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印タタ・コミュニケーションズ、プネーにローカル5Gの中核研究拠点

5G News Oct 2nd. week, 2022

2022.10.12

Updated by Wataru Nakamura on October 12, 2022, 07:00 am JST

インド通信大手のタタ・コミュニケーションズは、西部の都市プネーに新たなローカル5G中核研究拠点(center of excellence、CoE)を開設することを発表した。エンタープライズ向けのインダストリー4.0アプリケーションやその機能の研究を加速させる狙い。

タタのリリースによれば、新拠点は様々な業界のローカル5Gユースケースをテストするための屋内施設。同社はこれまで、自動車や金属・工業、空港・港湾、製造、物流、医療などの業界に向けたユースケースを開発してきた。さらに、ビデオや画像解析を用いた機器の自動品質検査、在庫管理およびアセットトラッキング、倉庫の盗難検知、AR/VRによるリモートワーカーのコラボレーションなど、様々なローカル5Gユースケースを実証可能になる見込み。

なお、同社は既にデリーとムンバイの2カ所でCoEを運営しており、これらの拠点では複数のIoTユースケースの設計や構築、実証に取り組んでいる。具体的には、スマート街灯やコネクテッドワーカー(デジタルデバイスを装着した現場作業員)、水道・ガス・エネルギー向けのスマートユーティリティメーター、アセットトラッキング、温度・湿度センサーなどの応用例が紹介されているという。

[原文/関連情報]
Tata Communications opens private 5G center in India
Tata Communications Launches Private 5G Global CoE in Pune

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。