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5G News Jun 1st. week, 2023
Updated by 中村 航 on June 6, 2023, 12:00 pm JST
中村 航 wataru_nakamura
1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。
サムスンは、NAVER Cloudとの提携を強化し、韓国建設・不動産開発大手のホバン建設向けのローカル5G網を立ち上げることを発表した。韓国の建設業界では初の試みで、3社は建設現場の安全性や効率を高めるため、様々な5Gアプリケーションを組み合わせる計画だ。
サムスンは開発中のアプリケーションについて、ドローンを活用したライブ検査やコンクリートの温度・強度を監視するためのIoTコンクリートセンサー、ガス検知センサーやフルHDカメラなどを搭載したスマート安全ジャケット、リアルタイムのCCTV(Closed Circuit Television)ビデオ監視などに言及。いずれも、現場の作業体制の改善や効率的なリソース割り当てに役立てられるという。
NAVER Cloud幹部のSang-young Han氏は、「今回のサムスンとホバン建設とのコラボレーションは、韓国の様々な産業に5Gを導入する当社の取り組みの中で、エキサイティングなマイルストーンになる」とコメントしている。
サムスンとNAVER Cloudは2022年、NAVER新本社に自律型モバイルロボット運用のためのローカル5G網を導入。その際、ローカル5Gをグローバルに拡大することを目指し、新たなビジネスモデルとユースケースを開発するための協力を続けることを明言していた。
[関連情報]
・Samsung Electronics and NAVER Cloud To Provide Private 5G Network Services for Hoban Construction
・Samsung, Naver Cloud construct private 5G plan
・Samsung launches 5G network for construction site in Korea