NTTデータはこの夏、全英オープンゴルフにプライベート5GやAI、デジタルツインなどの技術を駆使した最先端のデータ分析やファン体験を提供する。同社は2013年から英国ゴルフ協会（R＆A）と協賛契約を結んでいるが、英国のゴルフ大会にプライベート5G網が導入されるのは今回が初となるという。

同大会の会場には、幅約20mのLEDスクリーン「NTT DATA WALL」を設置。デジタルツイン技術によるリアルタイムのボール追跡データや選手のプレー状況・視点などを把握できる「ShotView」、AIアルゴリズムが抽出した試合ハイライトなどを提供する。また、大会や選手に関する見識や情報を提供するデジタルヒューマン技術「Lottie」も導入されており、来場者に会話を通じたインタラクティブな体験を提供。これらの技術がNTTデータのプライベート5G網に支えられているという。

R＆AのCTOを務めるSteve Otto氏は「NTTデータとの長期的なパートナーシップは、商業的な実現可能性から持続可能性、ファンとの幅広い関わりまで、現代のゴルフ大会の機会を活用する新たな方法の開発を可能にします」とし、「彼らの洞察力と革新的なテクノロジーの応用、特にデータ分析はゴルフをより身近で魅力的なものにするだけでなく、全英オープンが今後長年にわたって繁栄していくことを保証するものです」とコメントしている。

資料

• NTT Data tees-up private 5G, IoT, digital twin, AI for golf fans at The Open
  
• NTT DATA Transforms The Open: Tech Redefines Golf Experience
• 全英オープン　NTTデータグループ
• NTT Data to plug in AI, private 5G and digital twin deployment to the 152nd Open