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SKテレコムとSingtel、6GとAI研究で協力

5G News Aug 1st. week, 2024

2024.08.02

Updated by Wataru Nakamura on August 2, 2024, 09:26 am JST

韓国通信大手のSKテレコムとシンガポール通信大手のSingtelは7月8日、次世代通信網やAI、6G分野での協力に関する覚書(MOU)の締結を発表した。これらの分野でのイノベーションを促進し、ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを向上させ、より充実した顧客体験を提供することが目的だという。

両社はこのMOUで、AIやオーケストレーション・ツールの利用を模索するほか、ネットワーク仮想化やその他の技術に関する専門知識をさらに深める。また、エッジコンピューティングによりクラウドに集中する計算負荷を軽減する「Edge-AI」インフラのような革新的ソリューションの開発にも取り組む。このほか、さらなるネットワーク・スライシング機能の開発、通信事業者向けの標準化されたAPIの開発なども協業分野に含まれる。

さらに、両社は今後、仮想化やスライシング、ネットワーク展開などの分野における進歩に関するホワイトペーパーをまとめる予定。これにより世界の通信事業者が5Gの可能性を活用し、6Gに備えることを支援する。

SKテレコムのICTインフラ部門を率いるKang Jong-ryeol氏は「SKTとSingtelの協業は、世界の電気通信業界の未来を形作る重要な第一歩となります」とし、「両社の強みを組み合わせることで、6GやAIインフラといった次世代通信技術の大幅な進歩を目指します」とコメントしている。

資料

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。

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