ドイツ、ファーウェイ、ZTE製の部品を5G網から排除へ
5G News Aug 1st. week, 2024
2024.08.01
Updated by Wataru Nakamura on August 1, 2024, 09:25 am JST
5G News Aug 1st. week, 2024
2024.08.01
Updated by Wataru Nakamura on August 1, 2024, 09:25 am JST
ドイツのナンシー・フェーザー内相は7月11日、安全保障上の懸念を理由に、国内の5G網から中国のファーウェイおよびZTEが製造する部品を段階的に排除することを発表した。同様の措置はすでに米国、英国、日本、カナダ、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランドなどが取っており、ドイツは「5G網のセキュリティ対策がEUの中で遅れている」と指摘されていた。
新たな決定は、政府と国内大手通信事業者であるドイツテレコム、ボーダフォン、テレフォニカ・ドイツの3社の交渉を経て下されたもの。同国の通信事業者各社は、2026年末までに5Gの「コアネットワーク」における両社の部品の使用を中止し、2029年末までには送電線や鉄塔などを含む「アクセス・トランスポート・ネットワーク」からも両社の部品を排除する必要がある。
フェーザー内相は声明の中で、「5G網はドイツの重要なインフラの一部であり、医療から輸送、エネルギーに至るまで、様々なセクターの機能にとって重要なもの」とし、「これまでとは異なり、セキュリティリスクを軽減し、一方的な依存関係を避けなければならない」とコメントした。
一方、中国政府は今回の決定について「ファーウェイらが国家安全保障を脅かしている証拠はない」とし、「ドイツ政府は政治的配慮なしに5G技術のプロバイダーを評価すべき」とコメントしている。
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登録はこちら1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。