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ファナック、米ミシガン州にロボットの保管・保守のための新たな拠点を開設

5G News Aug 3rd. week, 2024

2024.08.17

Updated by Wataru Nakamura on August 17, 2024, 13:10 pm JST

産業用ロボットで世界首位のファナックは7月10日、米ミシガン州オーバーンヒルズにロボットの保管・販売・保守のための新たな施設を開設した。自動化需要が高まる北米での拠点を拡大する。

新たな施設は、1億1000万ドル(約170億円)を投じて建設されたもの。同社が2019年に開設した別の産業キャンパスの近くに位置し、6000台以上のロボットや数万個の部品を保管できる倉庫スペース、ロボットの出し入れを自動化するシステムなどを備えている。

ファナックは昨年、カナダとメキシコにも同様の拠点を建設。北米では2019年以降で2億5000万ドル(約390億円)の投資を予定しており、今回の拠点には今後、北米の顧客向けのトレーニング施設の建設も計画している。

北米では近年、賃金上昇と労働力不足により自動化需要が拡大。ファナックのロボット部門の昨年の売上高3809億円のうち、北米はどの地域よりも多い約4割を占めていたという。

ファナック・アメリカのMichael Cicco CEOは除幕式の中で「この大規模な拡張は、当社の米国における成長戦略と、自動化およびロボット産業の将来に対する揺るぎないコミットメントを象徴するものです」とコメントしている。

資料

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。

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