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サムスンとNTTドコモ、6G向けのAI技術研究で協力

5G News Oct 3rd. week, 2024

2024.10.18

Updated by Wataru Nakamura on October 18, 2024, 12:25 pm JST

サムスン電子は2024年10月1日、次世代移動通信技術のためのAIの応用に関する共同研究でNTTドコモと協力していることを発表した。

このパートナーシップは同年8月にスタートし、両社の豊富な技術ノウハウやビジネス知識を活用し、通信分野におけるAI研究の加速を目指すもの。また、ネットワーク品質を向上させるだけでなく、市場が6G時代に移行するための基盤を確立するという。

両社によれば、この共同研究は顧客にとってのサービス品質とプロバイダーにとってのネットワーク運用効率を向上させるためのAI技術にフォーカスするもの。具体的には、顧客がセル(通信可能範囲)境界に挟まれたエリアや電波の弱いエリアに入った場合でも、途切れることなくコンテンツをストリーミング可能にするための通信品質の最適化技術が一例として挙げられている。

NTTドコモの佐藤隆明副社長は、「この技術協力は、通信業界におけるAIを活用したイノベーションを加速させ、6Gなどの将来の通信に関する共通のビジョンを実現する」とし、サムスン電子のKyungwhoon Cheun CTOはこの共同研究について「通信システムのAI技術開発において不可欠な役割を果たすだろう」とコメントしている。

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。

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