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<small>写真集の夜<br />飯沢耕太郎オンライン・フォトブック・ギャラリー</small><br />第7回 鵜川真由子『海辺のカノン』

Chigasaki 2022(鵜川真由子『海辺のカノン』所収)

写真集の夜
飯沢耕太郎オンライン・フォトブック・ギャラリー

第7回 鵜川真由子『海辺のカノン』

Updated by 今井太郎 on October 24, 2025, 10:49 am JST

今井太郎 t_imai

1965年京都府長岡京市生まれ。京都大学文学部哲学科卒。株式会社紀伊國屋書店に30年余勤務。主として外商部門で、法人営業、専門書仕入のほか、図書館向け電子書籍サービスの構築や公共図書館運営業務を担当した。新しい荒尾市立図書館(熊本県、2022年4月開館)の整備に深く携わり、地域に根差した公共図書館の将来性に開眼し、2022年に本棚演算株式会社を設立し、代表取締役に就任。ローカルナレッジ(LocalKnowledge https://www.localknowledge.jp )編集長 。

海からの授かり物を頂き、それらが形を変えてまた海へと帰って行く。
繰り返すサイクルの中で私たちは生かされているのだ。
それはまるで、海が奏でるカノン(追復曲/輪唱)のようだ。

都会で生まれ育ちコロナ禍を機に海辺の街に移り住んだ写真家・鵜川真由子さんは、砂浜に転がるさまざまな漂着物、海洋ゴミに惹かれ、海の写真を撮り始めます。刻々と表情を変える海と空、海に関わる多様な人々の暮らし。

悠久の時の中の循環や生命の起源を感じさせる大自然、海。「写真集の夜」第7回は、新たな出会いに触発されて編まれた『海辺のカノン』を中心に作品ひとつひとつを取り上げながら、鵜川さんと写真評論家・飯沢耕太郎さんとで自由に語り合っていただきます。

(飯沢さんコメント)
鵜川真由子さんの『海辺のカノン』は、東京から神奈川県茅ヶ崎に移り住んだことをきっかけに撮り始めた写真シリーズです。海辺の街で暮らすうちに、潮の満ち引きや季節の変化などに気づくようになり、そこに住む人たちの生き方にも目が届くようになってきました。そんな日々を、愛おしむように綴った写真集は、彼女の写真家としてのキャリアにおいて、一つの区切りとなる仕事となったと思います。その『海辺のカノン』を中心に、今後の展望を含めてお話を伺います。

開催概要

名称写真集の夜
飯沢耕太郎オンライン・フォトブック・ギャラリー
第7回 鵜川真由子『海辺のカノン』
開催日時2025年11月7日 (金) 22:00~23:00
ゲスト鵜川真由子 (写真家)
案内人飯沢耕太郎 (写真評論家)
形態Zoomウェビナー(Webinar)を利用したオンラインギャラリーです。
※お申込みいただいた方には参加URLを事前にメールにてお送りします。
参加料無料
参加方法このウェビナー(Webinar)を申し込む
申込期限チケットの申込期限は当日11月7日の21:00までとさせていただきます。
主催スタイル株式会社

※プログラムの内容・時間などは予告なく変更となる可能性があります。ご了承ください。

今夜の写真集

『海辺のカノン』

著者:鵜川真由子

発行:Case Publishing

発売日:2024年10月

5,500円