NTTと三菱重工、ICTの社会インフラへの活用を連携して研究開発
2014.04.29
Updated by Naohisa Iwamoto on April 29, 2014, 12:38 pm JST
2014.04.29
Updated by Naohisa Iwamoto on April 29, 2014, 12:38 pm JST
NTTと三菱重工は2014年4月28日、NTTのICT分野の研究開発成果を、三菱重工のエネルギー・環境、交通・輸送などの社会インフラ関連製品などに適用して新しい価値創造を目指すため、研究開発連携の基本契約に合意したと発表した。
NTTは研究開発分野で異業種のパートナーとのコラボレーションを通じて「○○×ICT」といった共創・技術革新の取り組みを推進している。これまでにも、ドワンゴや東レなどとのコラボレーションを行っており、今回は「社会インフラ×ICT」としての成果を見据えて三菱重工と連携する。
三菱重工側でも、2014年1月に全社のICT統括組織「ICTソリューション本部」を設立し、ICTソリューション事業の新規発掘や拡大を目指している。NTTとのコラボレーションにより三菱重工の製品や製造現場で、NTTの研究成果を活用した価値創造の実現を目指す。
具体的には、(1)光ファイバー・センサー分野の計測技術を活用し、三菱重工の製品の保守運用や製造現場への適用、(2)三菱重工の製品の稼働状況、コールセンターの顧客の声などに対するNTTのビッグデータ処理・分析技術の適用、(3)NTTのAR(拡張現実)やメディア処理技術を活用した遠隔コミュニケーションや作業効率向上の実現--などを検討テーマとして、共同開発や共同実験を推進するという。
【報道発表資料】
・NTTと三菱重工が「社会インフラ×ICT」に関する研究開発連携に合意
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