IIJ、M2Mのシステムをノンプログラミングで構築できるクラウド型プラットフォームを提供
2014.05.26
Updated by Naohisa Iwamoto on May 26, 2014, 20:36 pm JST
2014.05.26
Updated by Naohisa Iwamoto on May 26, 2014, 20:36 pm JST
インターネットイニシアティブ(IIJ)は2014年5月26日、M2Mシステム構築に必要なインフラや開発環境をクラウド上のプラットフォームとして提供する「IIJ GIO M2Mプラットフォームサービス」を提供すると発表した。スピーディーなM2Mシステム構築を支援するサービスで、2014年6月2日に提供を開始する。
IIJ GIO M2Mプラットフォームサービスは、M2Mシステムの開発環境をクラウド型の共通プラットフォームとして提供することで、利用者が迅速かつ低コストでM2Mシステムを構築できるようにする。具体的には、各種デバイスのセンサー情報を収集、蓄積、可視化、分析するそれぞれのアプリケーション開発環境を、同社のクラウドサービスである「IIJ GIOサービス」上で提供する。
プログラミングが不要でドラッグアンドドロップの操作でアプリケーションを開発できる「ThingWorxプラットフォーム」を開発基盤として採用。プログラミングに精通した技術者がいなくてもシステムの開発・導入が可能になる。また、APIを提供することで、利用者の業務システムや外部システムとデータ連携が可能になり、ビッグデータ活用やデータ解析によるサービスレベルの向上や業務効率の向上につなげられる。
IIJでは、IIJ GIO M2Mプラットフォームサービスと、既存のM2M関連サービスを併せて、「IIJワイヤレスM2Mソリューション」として提供し、M2Mソリューションのワンストップ化を推進する。
IIJ GIO M2Mプラットフォームサービスの利用料金は、トライアルプランが初期費用9万8000円、月額基本料金は3カ月間10ゲートウェイまで0円。基本プランでは、初期費用が19万8000円(トライアルプランから継続する場合は10万円)、月額基本料金が29万8000円から、ゲートウェイライセンスが500ゲートウェイまでライセンス当たり900円などとなっている。
【報道発表資料】
・IIJ、ノンプログラミング型開発ツールによりスピーディなM2Mシステム構築を実現する「IIJ GIO M2Mプラットフォームサービス」を提供開始
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