サムスン「Galaxy S5」を4月までに発表 - 虹彩認証機能搭載の可能性も浮上(Bloomberg報道)
2014.01.10
Updated by WirelessWire News編集部 on January 10, 2014, 16:06 pm JST
2014.01.10
Updated by WirelessWire News編集部 on January 10, 2014, 16:06 pm JST
サムスン(Samsung)が「Galaxy S」シリーズの次期モデル「Galaxy S5」を今年4月までに発売する予定で、また新たに虹彩認証機能を搭載することも検討されているとBloombergが米国時間9日に報じた。
サムスン幹部のリー・ヨンヒー(Lee Young Hee)氏は、米国時間6日に行ったBloombergとのインタビューのなかで、「Galaxy S5」を3月〜4月にリリースすることを目指していると述べ、またそれに合わせてスマートウォッチ「Galaxy Gear」の新バージョンも投入する考えであることを明らかにした。いっぽう、虹彩認証機能の搭載については現在その可能性を検討中とし、S5に搭載されるかどうかはまだ固まっていないとしているという。
現行機種の「Galaxy S4」は昨年3月初めに、また前機種の「Galaxy S3」は一昨年の4月下旬にそれぞれ発表されていた。
Bloombergによると、リー氏は「Galaxy S4」のデザインについて「Galaxy S3」のそれと比べてあまり新鮮味が感じられず、そのことが製品の売上伸び悩みの一因となった可能性があると発言し、次期モデルではデザインが一新される可能性を示唆したという。
[Samsung Studying Eye Recognition Technology - Bloomberg TV]
このほか、Bloombergでは「Galaxy Note」シリーズの次期モデルにも触れ、同端末には正面以外の角度からでも画面を読みとれる湾曲ディスプレイが採用される可能性があると指摘。また、今年中には新たなウェアラブル端末が少なくとも1機種は発表されると述べている。
サムスンは、昨年第4四半期のスマートフォン出荷台数があわせて9100万台と、前四半期比4%の微増にとどまり、その影響で同四半期の営業利益も8兆3000億ウォン(約7800億ドル)と前年同期の9兆ウォンから大幅に減少していた。この主な原因とされるのがハイエンドのスマートフォンの売上伸び悩みで、「Galaxy S4」の出荷台数は第3四半期の1700万台から、第4四半期には1300万台に減少。さらに、100ドル以下の低価格帯でも中国メーカー各社との競争が激化しているという。
[`Lot of Upside' Ahead for Samsung Stock: Newman - Bloomberg TV]
【参照情報】
・Samsung Plans Galaxy S5 by April as Eye Scanner Studied - Bloomberg
・Samsung may release iris-scanning Galaxy S5 and new Gear smartwatch by April - The Verge
・Samsung's Galaxy S5 smartphone will reportedly launch by April and could include eye-scanning tech - TNW
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