フィリップス、ビーコン機能内蔵のLED照明システムを発表 - 独小売店舗で実験へ
2014.02.18
Updated by WirelessWire News編集部 on February 18, 2014, 11:33 am JST
2014.02.18
Updated by WirelessWire News編集部 on February 18, 2014, 11:33 am JST
オランダのフィリップス(Philips)は現地時間17日、小売店舗向けの新たなLED照明システムを発表した。このシステムを導入した小売業者は、スマートフォンを携帯する買い物客に向けて、売場案内や割引クーポン発行などさまざまな情報提供を行えるようになるという。
屋内にいるスマートフォン・ユーザーの位置情報などを手がかりに関連性のある情報を提供する仕組みとしては、すでにアップル(Apple)「iBeacon」技術などが存在し、一部で導入も始まっている。今回フィリップスが発表したネットワーク接続型の通信機能付き照明システムは、店内に据え付けられたLED照明の位置から顧客の居場所を割り出すのが特徴で、ビーコンなどを別途設置する手間が省けるメリットがあるという。
このシステムでは、対応するスマートフォン・アプリをダウンロードした買い物客に対し、たとえば料理のレシピを選ぶだけで、必要な食材の売り場を案内したり、通りかかった売り場にある食材の割引クーポンを送信したりすることが可能になるという。
The Vergeによれば、フィリップスは現在ドイツのデュッセルドルフでこの照明システムのテストを開始しているというが、同システムに利用されている技術や対応する端末の種類、発売時期などは明らかになっていない。
【参照情報】
・Philips' new intelligent store lighting can track shoppers - GigaOM
・Philips takes on Apple's iBeacon with lights that send deals to your smartphone - The Verge
・Supermarket LEDs light the way to the cheese - Wired UK
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