グーグル幹部:「WhatsAppに買収を申し出たことはない」- 一部の報道を否定
2014.02.27
Updated by WirelessWire News編集部 on February 27, 2014, 12:48 pm JST
2014.02.27
Updated by WirelessWire News編集部 on February 27, 2014, 12:48 pm JST
先ごろフェイスブック(Facebook)による買収が発表されて大きな話題となったワッツアップ(WhatsApp)について、「グーグル(Google)もワッツアップを買収しようとしていた」とする報道が一部で流れていたが、グーグルでChrome/Androidの責任者を務めるスンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)氏がこれを否定する発言を行ったという。
これは、先週の買収発表後に出ていた「グーグルがワッツアップに100億ドルの条件を提示していた」とするFortuneの報道や、「ラリー・ペイジ(Larry Page)CEOがぎりぎりまで引き留めに動いていた」などとするThe Informationの報道を受けたもの。ピチャイ氏はバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2014」のなかで、「WhatsAppは間違いなく素晴らしい製品」などとした上で、「われわれが買収提案をしたことはない。これと反する報道も出ているが本当ではない」などと語ったという。
ワッツアップは4億5000万人超のユーザーを抱えるメッセージサービスで、フェイスブックが合意した買収額は190億ドル(制限付き株式を含む)と同社にとって過去最大の買収。また2年ほど前から、フェイスブックやグーグルがそれぞれワッツアップ買収に関心を示しているとする噂が何度も流れていた。
【参照情報】
・Google did not bid for WhatsApp - Telegraph UK
・Google executive: We did not bid for WhatsApp - LA Times
・Google denies bidding on WhatsApp - CNET
・Google offered to buy WhatsApp for $10 billion - Fortune
・Google Was Willing to Beat Facebook's $19B Offer for WhatsApp - The Information
・No, Facebook's Not Buying WhatsApp (But Keep an Eye on It) - AllThingsD
・WhatsApp: We're Not Selling to Google - AllThingsD
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