スプリント、「HD Voice」サービスを7月までに全米で提供へ
2014.03.27
Updated by WirelessWire News編集部 on March 27, 2014, 15:00 pm JST
2014.03.27
Updated by WirelessWire News編集部 on March 27, 2014, 15:00 pm JST
米携帯通信市場3位スプリント(Sprint)のダン・ヘッセ(Dan Hesse)CEOは現地時間25日、「Oracle Industry Connect」カンファレンスの基調講演に登場し、同社が高品質の音声通話サービス「HD Voice」を今年7月をめどに全米でスタートする予定であることを明らかにした。
HD Voiceは、通話のノイズを減少させ、音質を飛躍的に向上させる音声通話サービス。スプリントと競合する各社では、T-モバイル(T-Mobile USA)がすでに導入を始めているほか、ベライゾン(Verizon)やAT&Tでも今年中の導入を目指している。スプリントは当初2013年の全米展開を目指していたが、この計画に遅れが生じており、いまのところはカンザスシティなど一部の市場でのみ提供しているという。
なお、HD Voiceの利用には、発信・着信の両ユーザーの端末が同規格に対応している必要があるほか、両方が接続される基地局が同技術をサポートしている必要があるという。また、他の携帯通信事業者のユーザーへの通話では、現時点では通常の音質となるという。
【参照情報】
・Sprint plans to bring HD Voice to its entire network by July - GigaOM
・Sprint's HD Voice to go nationwide in July - CNET
・Sprint's Hesse: HD Voice Goes Nationwide in July - Light Reading
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