アップル、次期iPhone向け液晶画面の量産を5月にも開始か(Reuters報道)
2014.04.02
Updated by WirelessWire News編集部 on April 2, 2014, 15:10 pm JST
2014.04.02
Updated by WirelessWire News編集部 on April 2, 2014, 15:10 pm JST
アップル(Apple)が今年秋に投入するとみられる新たなiPhone(「iPhone 6」)に関し、これに搭載される液晶画面の量産が早ければ5月にも始まるというサプライチェーン関係者の話をReutersが報じている。
次期iPhoneについては、従来のものよりも大きな画面を搭載する2機種(4.7インチならびに5.5インチ)がリリースされるとする話がこれまでに浮上していた。これについて、Reutersは今回、まず4.7インチのほうから液晶画面の量産が始まり、5.5インチの量産開始はそれよりも数ヶ月ほど遅くなる可能性もあるとしている。
アップルは「iPhone 5」から「インセル技術」と呼ばれる技術(画面とタッチ操作用センサー膜を一体化したもの)を採用しているが、これを5.5インチ画面に組み込むことがうまくいっておらず、場合によってはインセル技術に代えてフィルム・センサー(iPhone 4Sまで使われていたもの)を採用することも検討されているという。
なお、液晶画面の供給元はジャパンディスプレイ、シャープ、LGディスプレイの3社体制になり、そのうちジャパンディスプレイは早ければ5月に、他の2社も6月頃にはそれぞれ生産を開始する見込みとされている。
次期iPhoneについては、今年1月にWSJが、2機種のうち小型モデルのほうはすでに量産に向けた準備が進められているのに対し、大型モデルのほうはまだ開発の予備段階にあると報じていた。また今回、The Vergeでは、アップルが5.5インチモデルの投入を来年以降に遅らせる可能性も残っていると指摘している。
【参照情報】
・New iPhone 6 screens to enter production as early as May: sources - Reuters
・Larger screen for new iPhone reportedly begins production next month - The Verge
・Reuters: Production of 'iPhone 6' screens to begin in May, 5.5" model delayed - Apple Insider
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