アップル、iMessageの「端末切り替え問題」解決に着手 - 一部の問題は対応済み
2014.05.23
Updated by WirelessWire News編集部 on May 23, 2014, 20:49 pm JST
2014.05.23
Updated by WirelessWire News編集部 on May 23, 2014, 20:49 pm JST
アップル(Apple)の「iPhone」を使っていたユーザーが、Androidなど別のOS搭載端末に電話番号を変えずに切り替えた際に、テキストメッセージが正常に受け取れなくなるなどの支障が出ている問題で、アップルがこのバグを修正するアップデートのリリース準備などを進めていると、Re/codeが米国時間22日に報じた。
iOS/Mac向けに出されているメッセージアプリ「iMessage」に付随するこの問題は、Lifehackerに掲載された記事をきっかけに、注目を集めるようになっていた。Re/codeによれば、この問題は2011年に「iOS 5」がリリースされた頃から存在しており、iMessageがユーザーの電話番号をアカウントに紐づけていることに起因するものだという。
Re/codeでは、この問題に関するアップルの声明を紹介しているが、それによると同社では最近サーバー側で見つかったあるバグをすでに修正済みで、一部のユーザーが経験した問題はそれで解決されたはずとし、また未解決の問題についても今後リリースするOSアップデートで対応する考えだという。なおアップデートがリリースされる具体的な時期への言及は見当たらない。
この問題をめぐっては、先週カリフォルニア州のある女性が「iPhoneから乗り換えたユーザーが無線サービスから得られる便益を損ねている」などとして同社を訴えており、集団訴訟の手続きを求めていたことなどが報じられていたという。
【参照情報】
・Apple's iMessage Issue Goes From Bad to Worse With Server Glitch - Re/code
・Apple iMessage update may fix bug that keeps texts in purgatory - The Verge
・Apple's iMessage Can Cause Problems for Phone Switchers - WSJ
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