アップル、ビーツ買収を正式発表 - 買収額は30億ドルに
2014.05.29
Updated by WirelessWire News編集部 on May 29, 2014, 14:37 pm JST
2014.05.29
Updated by WirelessWire News編集部 on May 29, 2014, 14:37 pm JST
アップル(Apple)が米国時間28日、高級ヘッドフォンなどを手がけるビーツ(Beats:以下、ビーツ)の買収を正式に発表した。買収額はあわせて30億ドル(現金26億ドルと株式4億ドル)で、アップルにとって過去最大の買収となる。
アップルの発表によると、ビーツの共同創業者であるジミー・アイオビン(Jimmy Iovine)氏とアンドレ・ヤング(Andre Young、一般にDr.ドレー)氏の2人は、この売却を機にアップルに幹部として加わることになる。またアイオビン氏はこれまで務めてきたユニバーサル・ミュージック傘下のInterscope Geffen A&M(IGA)レーベル会長の職を退き、アップルにフルタイムで参画することになるという。
アップル側では、iTunes部門を率いるエディ・キュー(Eddy Cue)氏がビーツの定額制音楽ストリーミングサービス「Beats Music」事業を統括する。また音響機器関連事業の「Beats Electronics」は、マーケティング全般を指揮するフィル・シラー(Phil Schiller)氏が担当することになるという。
「Beats Music」「Beats Electronics」ともアップルの買収後も独立して運営され、また「Beats Music」と競合するアップルの音楽ストリーミングサービス「iTunes Radio」も存続される。なお、同買収の完了時期は今年秋の見通しで、今後規制当局による審査が行なわれる予定。
[What Beats Is Going to Do for Apple - Bloomberg]
【参照情報】
・Apple to Acquire Beats Music & Beats Electronics - Apple
・Apple confirms it's buying Beats for $3 billion - The Verge
・Tim Cook Explains Why Apple Is Buying Beats (Q&A) - Re/code
・Apple Confirms Its $3 Billion Deal for Beats Electronics - NYTimes
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