サムスン、初めての「Tizen」搭載スマートフォン発表 - ロシアで7月以降に発売へ
2014.06.02
Updated by WirelessWire News編集部 on June 2, 2014, 19:22 pm JST
2014.06.02
Updated by WirelessWire News編集部 on June 2, 2014, 19:22 pm JST
サムスン(Samsung)から「Tizen OS」を搭載するスマートフォンの第1号機となる「Samsung Z」が韓国時間2日に発表された。今年7-9月期にまずはロシア市場で発売になるという。
「Samsung Z」の仕様は、4.8インチのAMOLED画面(720p)、2.3GHzのクァドコア・プロセッサ、2機の内蔵カメラ(画素数は背面が800万画素/前面が210万画素)、2GBのメモリー、16GBの内部ストレージ、バッテリー容量は2600mAhなどとなっており、価格など他の詳細は不明。
「Tizen OS」はすでに同社のスマートウォッチ「Galaxy Gear」に採用されているが、スマートフォンでの採用は「Samsung Z」が初めて。また搭載スマートフォンのリリースが当初の計画から1年以上遅れていることから、このタイミングでの製品発表を「象徴的な動き以上の何物でもない」とする証券アナリストの見方もBloombergでは紹介されている。さらに、以前から課題とされてきているアプリの品揃えがどこまで充実してきているかも不透明。なお、Bloombergでは主要プラットフォームに対応するアプリの数について、「Android OS」が約120万種類、「iOS」が100万種類以上、Windows/Windows Phoneが約20万種類などとするデータを紹介している。
サムスンはスマートフォン出荷台数で首位を維持しているものの、高価格帯ではアップルとの競合が続いていることに加え,中〜低価格帯ではレノボ(Lenovo)、ファーウェイ(Huawei)、シャオミ(Xiaomi)などといった中国メーカー各社との競争が激化しているとされる。
【参照情報】
・Samsung Launches Industry's First Tizen Smartphone - the Samsung Z - Samsung
・Samsung hedges Android bet with first Tizen phone - The Verge
・Samsung Unveils First Smartphone Using Tizen System - Bloomberg
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