モジラ、25ドルのスマートフォンを開発 - インド、インドネシアで年内発売へ(WSJ報道)
2014.06.12
Updated by WirelessWire News編集部 on June 12, 2014, 16:33 pm JST
2014.06.12
Updated by WirelessWire News編集部 on June 12, 2014, 16:33 pm JST
「Firefox OS」の開発を進めるモジラ(Mozilla)によると、同OSを搭載した市販価格25ドル程度のスマートフォンが、インドやインドネシアの各市場で年内にも発売されるという。
モジラによれば、この新しいスマートフォン端末はスプレッドトラム・コミュニケーションズ(Spreadtrum Communications)という中国のチップメーカーと同社が協力して開発したものだという。
「Firefox OS」搭載スマートフォンは、すでにテレフォニカ(Telefonica)やドイツテレコム(Deutche Telekom)、アメリカ・モービル(America Movil)などから発売されているが、ただし欧州や南米市場向けとなるこれらの製品はいちばん安いものでも60ドル程度。それに対し、インドや、インドネシアを含む東南アジア諸国では60ドルでもまだ高く、50ドル以下でなければ大量販売は難しいという。
モジラのゴン・リー(Gong Li)COOはWSJに対し、現在のFirefox OSの状況について、すでに100万台以上の端末で動作しているとし、また今後1年間に1000万台以上のFirefoxスマートフォンが出荷されるとの予想を示している。
なお、調査会社ストラテジー・アナリティクス(Strategy Analytics)によれば、Firefox OSのスマートフォン市場シェアは今年世界全体で約1%となり、2018年には3%まで拡大する見通しだという。
【参照情報】
・Mozilla to Sell $25 Smartphones - WSJ
・Mozilla sets its sights on India, Indonesia with $25 Firefox OS phone - GigaOM
・Mozilla Will Sell $25 Smartphones in India and Indonesia - Time
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