グーグル、ヘルスケア関連の新サービス「Google Fit」発表へ(Forbes報道)
2014.06.16
Updated by WirelessWire News編集部 on June 16, 2014, 16:43 pm JST
2014.06.16
Updated by WirelessWire News編集部 on June 16, 2014, 16:43 pm JST
グーグル(Google)が米国時間25日から始まる同社の開発者向けイベント「Google I/O」カンファレンスで、ヘルスケア関連の新たなサービス「Google Fit」を発表すると、Forbesが米国時間12日付で報じている。すでにヘルスケア関連のアプリやプラットフォームを発表しているサムスン(Samsung)やアップル(Apple)に続く動きとなるとみられる。
Forbesによれば、「Google Fit」はウェアラブル端末などから収集した歩数や心拍数、体温などの種々の健康関連データを管理するサービスになる見込みで、今度の「I/O」カンファレンスでは、複数のウェアラブル端末メーカーとのパートナーシップも発表される予定だという。なお、現時点では「Google Fit」が次期バージョンのAndroid OSに統合されるのか、OSとは別のアプリとして提供されるのかはなどははっきりしていないという。
グーグルは2008年に、ヘルスケア関連分野で「Google Health」という個人用の健康情報記録サービスを立ち上げていたが、同サービスは利用者数が伸びず、2012年にサービスを終了していた。また、今年1月には、通信チップやセンサーを埋め込み、血糖レベルを計測できる医療用「スマート・コンタクトレンズ」の開発プロジェクトも発表していた。
なお、他社のヘルスケア関連の動きでは、サムスンが5月にヘルスケア関連のソフトウェア/ハードウェア開発を促進する新たな取り組み「Samsung's Digital Health Initiative(SAMI)」を発表。またアップルは6月頭に発表した最新モバイルOS「iOS 8」のなかで、ユーザーのヘルスケア/フィットネスデータを追跡するアプリ「HealthKit」を発表していた。さらにマイクロソフト(Microsoft)でも、常時心拍数を計測できるセンサーを搭載するスマートウォッチの開発を進めているとする話が伝えられている。
【参照情報】
・Exclusive: Google Wants To Collect Your Health Data With 'Google Fit' - Forbes
・Google could launch a health data service at I/O this month - The Verge
・Google to Follow Apple into Health Tracking: Report - WSJ
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