グーグル、太平洋海底ケーブル敷設プロジェクトへの出資を検討(WSJ報道)
2014.06.24
Updated by WirelessWire News編集部 on June 24, 2014, 12:27 pm JST
2014.06.24
Updated by WirelessWire News編集部 on June 24, 2014, 12:27 pm JST
グーグル(Google)が、新たに計画が浮上している太平洋海底ケーブル建設プロジェクトへの出資を検討しているという。WSJが大手テクノロジー企業などによるプライベートネットワークの利用増加に触れた記事のなかで伝えている。
同記事によると、グーグルはこれまでにもたとえば2010年に完成した海底ケーブルの敷設プロジェクトなどに出資していたことがあるが、新たに浮上した計画では出資の見返りとして敷設される海底ケーブルの一部を使用権の確保し、米オレゴン州などにあるデータセンターと日本との間のトラフィック処理に利用する可能性があるという。
WSJでは調査会社テレジオグラフィ(TeleGeography)のデータとして、大手インターネット企業や銀行、研究機関などが利用するプライベートネットワークの割合がすでに全体の約4分の1に達しており、なかには大西洋横断ケーブルのようにその割合が40%にもなるところもある、などとしている。
WSJによると、グーグルが利用する帯域幅の多くは「B4」と呼ばれるプライベートネットワークのために確保されており、このネットワークを使って電子メールやYouTube動画などのデータがやりとりされているという。
グーグルと同様の動きは、世界各地で大規模なデータセンターを運営するフェイスブック(Facebook)やマイクロソフト(Microsoft)などでもみられ、たとえばマイクロソフトの関係者は中国ー韓国ー日本ー米国を結ぶ海底ケーブルの敷設計画について同社が話し合いを進めているとWSJに述べている。
【参照情報】
・Google Considering Investment in New Trans-Pacific Cable - WSJ
・Google considering investment in new subsea cable: WSJ - Reuters
・Google Considers Investing In A New Undersea Cable Across The Pacific - Business Insider
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