Updated by WirelessWire News編集部 on June 25, 2014, 15:01 pm JST
WirelessWire News編集部 WirelessWire News編集部
フェイスブックが今年3月に買収した、バーチャルリアリティ(VR)用ヘッドセットを開発する新興企業のオキュラス(Oculus)。そのオキュラスのブレンダン・アイリブ(Brendan Iribe)CEOが、Bloombergとのインタビューのなかで、「Android OS」に関してグーグル(Google)が採用してきたやり方をお手本に、VR分野でのプラットフォームづくりを進める考えを明らかにしたという。
Bloombergによると、現在オキュラスでは同社の技術を活用したハードウェア開発に関する交渉を複数のOEMメーカーと進めているという。ただし、同社の技術をオープンソースとして公開するかどうかなどは不明とされている。
今月はじめには、オキュラスがサムスン(Samsung)とVRヘッドセット関連の技術の相互提供を行っているという話が報じられていた。また、独自にVRヘッドセット開発を進めているソニーとの間でも、互いの製品についての情報を交換したとする話も流れていたという。
オキュラスは現在、開発者向けにプロトタイプ版VRヘッドセット「Rift」を販売しているものの、コンシューマー向けのVRヘッドセットは未発売。ただし、米国時間24日には、プロダクト・エンジニアリング企業で「Xbox 360」のコントローラーなどを開発したことで知られるカーボン・デザイン・グループ(Carbon Design Group)をオキュラスが買収したことも発表されいることから、同社では今後も自社製ハードウェアの開発を継続していくとみられているという。
【参照情報】
・Facebook’s Oculus, Emulating Android, Seeks Partners – Bloomberg
・Oculus CEO: We’re using Android as model for expansion – CNET
・Oculus Agrees to Acquire Carbon Design Team – Oculus VR