フェイスブック、オンラインビデオ広告のライブレイルを買収
2014.07.03
Updated by WirelessWire News編集部 on July 3, 2014, 14:49 pm JST
2014.07.03
Updated by WirelessWire News編集部 on July 3, 2014, 14:49 pm JST
フェイスブック(Facebook)は米国時間2日、動画広告配信技術を提供するライブレイル(LiveRail)の買収を発表。買収額は非公開だが、Techcrunchでは4億〜5億ドルとする情報筋の話が紹介されている。
ライブレイルは2007年にサンフランシスコで創業された動画広告関連企業で、現在170人の従業員が在籍。同社の主な事業は、メディア企業各社に対する動画広告の販売支援で、とくにリアルタイム入札プラットフォームがその中核になっているという。同社の主な取引先にはABCファミリー(ABC Family)やメジャーリーグベースボール(Major League Baseball)、CBSインタラクティブ(CBS Interactive)、デイリーモーション(Dailymotion)などが含まれる。
同社のマーク・トレフガルネ(Mark Trefgarne)CEOによれば、同社の配信する動画広告の表示回数は現在月に70億回程度に達しているという。なお、同社はこれまでに1200万ドルの資金を調達していた。
この話題を採り上げたTechcrunchでは、フェイスブックが今年5月にモバイル広告ネットワークの「Facebook Audience Network」を立ち上げていたことに触れながら、同社が今後は同ネットワークとライブレイルの技術を組み合わせ、さまざまなアプリをターゲットにした精度の高い広告の配信をねらう可能性があるなどと指摘している。
【参照情報】
・Facebook Acquires LiveRail To Serve Video Ads Everywhere, Improve Its Own - TechCrunch
・Facebook has bought video ad tech company LiveRail - GigaOM
・Facebook Buys Online Video Tech Startup LiveRail, Looks for Bigger Role in Digital Ads - WSJ
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