グーグル、ゲーム動画ストリーミングのTwitch買収で合意(Venture Beat報道)
2014.07.25
Updated by WirelessWire News編集部 on July 25, 2014, 12:47 pm JST
2014.07.25
Updated by WirelessWire News編集部 on July 25, 2014, 12:47 pm JST
グーグル(Google)が、ゲーム動画のストリーミング配信サービスを提供するトゥウィッチ(Twitch)を10億ドルで買収しようとしているとの話は以前に報じた通りだが、この買収が確実となったとする情報筋の話を米国時間24日にVentureBeatが報じた。
同買収に関しては、今年5月にVarietyが最初に報じ、その際「買収合意がまもなく発表される」と予想されていた。VentureBeatによれば、買収の詳細や具体的な発表時期などははっきりしていないものの、両社が合意に至ったのは確かだという。
トゥウィッチは2011年にライブストリーミングサイト「Justin.tv」の共同創業者であるジャスティン・カン(Justin Kan)氏とエメット・シアー(Emmett Shear)氏の2人が立ち上げたサービス。同サービスは「Xbox」や「Play Station 4」などのゲーム機にも対応し、ユーザーがゲームのライブプレイ動画をアップロードしたり、無料で視聴することができるものという。
トゥウィッチによれば、同サービスの月間ユーザー数は現在4500万人以上で、そのうち100万人以上が毎月動画をアップロードしているという。また、同社の主な収入源は、広告やユーザーへの月額課金などで、同サービスは現時点で30万人の課金ユーザーを保有しているという。なお、同社は大手ゲームサイトのジョイスティック(Joystiq)やデストラクトイド(Destructoid)、CBSインタラクティブ(CBS Interactive)傘下のゲームスポット(GameSpot)などとも提携し、各社の映像コンテンツも提供している。
この話題に触れたVarietyでは、グーグル傘下のYouTubeがオンライン動画プラットフォームとしては最大で、いっぽうのトゥウィッチがライブストリーミングサービスとしては最大のものであることから、同買収に米規制当局による厳しい審査が入る可能性があると指摘している。両サービスについては、2014年3月の時点で北米のブロードバンドネットワークの下り帯域のうち、YouTubeが13.2%、Twitchが1.35%を占めているというデータも出されていたという。
【参照情報】
・Google's $1B purchase of Twitch confirmed -- joins YouTube for new video empire - VentureBeat
・Google Seals Deal to Buy Twitch for $1 Billion: Report - Variety
・Google's $1 Billion Acquisition of Twitch Reportedly a Go - Mashable
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