反撃に転じるスプリント - 新ファミリープランを発表、データ量を他社の倍に
2014.08.20
Updated by WirelessWire News編集部 on August 20, 2014, 12:09 pm JST
2014.08.20
Updated by WirelessWire News編集部 on August 20, 2014, 12:09 pm JST
米携帯通信市場3位のスプリント(Sprint)は現地時間19日、同社がこれまで提供していたファミリープランに代わる新たな料金プランを発表した。
このファミリープランは、毎月100ドルの料金で20ギガバイトを最大10回線で共有できるというもの。ただし、これは他社から番号そのままで乗り換えるユーザーに限られており、今年9月末までの申し込みで、2015年末までの適用となる(以降は1回線ごとに15ドルのアクセス手数料が必要。これには回線あたり2ギガのデータが追加される)など種々の条件がある。
いっぽう、既存ユーザー向けのファミリープランは、毎月160ドルで20GBを最大4回線で共有できるものとなり、これはベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)やAT&Tなどに比べて2倍のデータ量となっている。
なお、同社がこれまで提供していた、家族や友人などのグループで参加することで各々がディスカウントを受けられる「Framily」プランについては、来週以降は新規受付を終了するという(ただし、既存のグループへのメンバー追加は今後も認める予定)。
このほか、スプリントは他社からの乗り換えにかかる契約解除金を最大350ドルまで支払うことも新たに明らかにしている。
スプリントは今月はじめ、米携帯通信市場4位のT-モバイル(T-Mobile USA)の買収を断念すると同時にマルセロ・クラウレ(Marcelo Claure)氏が新たなCEOに就任し、新たな価格競争を仕掛けると宣言していた。
[Sprint Drops `Framily' to One-Up Rivals - Bloomberg TV]
【参照情報】
・Sprint Launches New Price War, Debuts $100 Family Plan - Re/code
・Sprint New CEO Drops Framily, Offers More Shared Data - Bloomberg
・Sprint finally gets serious, unveils more competitive family plans - BGR
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