アップル、「iPhone 6 Plus」の強度に問題なし(Consumer Reports調査)
2014.09.29
Updated by WirelessWire News編集部 on September 29, 2014, 13:28 pm JST
2014.09.29
Updated by WirelessWire News編集部 on September 29, 2014, 13:28 pm JST
先ごろ発売されたアップル(Apple)の「iPhone 6 Plus」について、本体が簡単に曲がってしまうという話がソーシャルメディアなどを通じて広まった件で、Consumer Reportsが、同端末や「iPhone 6」のほか他社製スマートフォンも含めた強度テストを実施した結果を米国時間26日に発表。「iPhone 6 Plus」の強度にとくに問題は見つからなかったと伝えている。
Consumer Reportsによれば、このテストでは「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」のほか、「iPhone 5」、HTCの「HTC One M8」、サムスン(Samsung)の「Galaxy Note 3」、LGの「G3」の強度を比較。その結果、「iPhone 6」は「Three Point Bend Test」(本体の上下両端とまんなかの3点に力を加えるもの)で70ポンド(約32kg)の力をかけるまで変形することはなく、「iPhone 6 Plus」も90ポンド(約41kg)まで曲がらず、いずれの端末も3本のペンを同時にへし折るために必要な55ポンド(約25kg)の力に耐えうるものであったという。
また、他の端末では「HTC One M8」が70ポンド、「iPhone 5」と「G3」は130ポンド、「Galaxy Note3」は150ポンドまでの力に耐えた。いっぽう、「G3」と「Galaxy Note3」は曲がる前に折れてしまったという。
この結果を受け、Consumer Reportsは最新iPhoneの強度について、「インターネットで騒がれているよりは丈夫なもの」としている。
「iPhone 6 Plus」については、入手した一部のユーザーから、「ポケットに入れたままにしていたら本体が湾曲してしまった」などとする写真付きの報告や「手で簡単に曲げられてしまう」ことを示した動画の情報などがウェブ上に広まり、一部では「ベンドゲート(bendgate)」という呼び名も生まれるほどの騒動となっていた。これに対して、アップルは「同端末が通常の使い方をしていて曲がったという苦情は、発売から約1週間で9件しか受け取っていない」とし、これを「極めてまれなもの(extremely rare)」と反論。同端末にさまざまな強度テストを実地したことなどをアピールしていた。
【参照情報】
・Consumer Reports test results find iPhone 6 and 6 Plus not as bendy as believed - Consumer Reports
・Bending an iPhone 6 Plus Is Pretty Darn Hard, Consumer Reports Says - Re/code
・Apple's IPhone 6 Found Tough to Bend by Consumer Reports - Bloomberg
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