グーグル、サンダー・ピチャイ氏を製品開発全体のトップに(Re/code報道)
2014.10.27
Updated by WirelessWire News編集部 on October 27, 2014, 14:07 pm JST
2014.10.27
Updated by WirelessWire News編集部 on October 27, 2014, 14:07 pm JST
グーグルのラリー・ペイジ(Larry Page)CEOが、同社でAndroid/Chrome/Google Appsの3事業を統括するサンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)氏の職責を大幅に拡大したことを米国時間24日に社内で明らかにしたと、Re/codeが同日付で伝えている。
Re/codeによれば、ピチャイ氏は今回の人事により、新たに研究、検索、マップ、Google+、コマース、広告、インフラストラクチャーと主要部門のほぼすべてを担当することになる。また各部門の既存責任者は、今後はペイジCEOではなくピチャイ氏にレポートすることになる。ただしYoutube部門だけは例外で、スーザン・ウォシッキー(Susan Wojcicki)氏がこれまで通り担当するという。
Re/codeは情報筋の話として、ページ氏は今回の人事について、自身がより大きなビジョンにフォーカスするためなどと説明したとしている。これに基づき、同氏が今後は必要に応じて既存の製品群の動向を見ながらも、新たな製品開発に割く時間を増やしていくのではないかと同ブログは指摘している。
Re/codeでは、これまでページ氏の直属だった各部門の責任者がグーグルを離れる可能性にも触れ、これらの幹部がいずれも長年グーグルで働いてきたベテラン社員であることから、同社を離れる可能性はあまり高くないなどと推測している。
Chrome開発の責任者だったピチャイ氏は、昨年よりAndroid開発の責任者を兼務し、悪化が伝えられていたサムスン(Samsung)との関係改善などで手腕を発揮したことが一部で報じられていた。また今月17日には、アンディ・ルービン(Andy Rubin)氏のGoogle Xへの移動、ヒューゴ・バラ(Hugo Barrra)のシャオミ(小米)移籍を受け、ピチャイ氏の下でAndroid開発を率いてきたヒロシ・ロックハイマー(Hiroshi Lockheimer)氏が新たにChrome開発責任者も兼任することになったことも報じられていた。このニュースについてWSJでは、AndroidとChromeの統合の動きがさらに進む可能性があるなどとしていた。
【参照情報】
・Exclusive: Google CEO Larry Page Reorgs Staff, Anoints Sundar Pichai as New Product Czar - Re/code
・Google's Larry Page Hands More Power to Sundar Pichai - WSJ
・Executive Change Is Latest Hint of Chrome-Android Marriage - WSJ
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら