マイクロソフト、Nokiaブランド廃止後初のスマートフォン「Lumia 535」を発表
2014.11.12
Updated by WirelessWire News編集部 on November 12, 2014, 10:13 am JST
2014.11.12
Updated by WirelessWire News編集部 on November 12, 2014, 10:13 am JST
マイクロソフト(Microsoft)が米国時間10日、Windows Phone端末の新製品「Lumia 535」を発表した。
[Microsoft Lumia 535 Dual SIM - Big on experience - Microsoft Lumia]
「Lumia 535」は「Nokia」のブランド名が付かない初めてスマートフォンで、
「Windows Phone 8.1」OSで動作し、5インチのqHDディスプレイ(解像度960×540ピクセル)、1.2GHzのクァッドコアプロセッサー、1GBのRAMを搭載。前面と背面にそれぞれカメラを備え、前面カメラは5メガピクセルの広角レンズを備えたものとなっている。また、シングルSIM版とデュアルSIM版の両方が提供される。
「Lumia 535」は新興市場をターゲットにしたローエンド端末で、価格は通信契約なしの場合が110ユーロ(137ドル)。NFCやLTEなどの機能はないが、メモリの増強やディスプレイの自動明るさ調節機能の追加など、1世代前の自社製ローエンド端末に比べて強化された部分もあるという。またマイクロソフトのアプリ/サービスーー「Skype」「Office」「OneDrive」「Cortana」「OneNote」などが標準搭載されており、クラウドストレージの「One Drive」では15GB分のストレージを無料で利用できる。
同端末は今後数週間のうちに、アジア、アフリカおよび中東の一部で発売される予定で、来年1月には南米でも発売される見込みだという。
この話題に触れたThe Vergeでは、マイクロソフトのスマートフォン戦略について、フラッグシップ端末でiOSやAndroid OSを搭載するハイエンド端末と争うのではなく、ローエンド端末にフォーカスして成長を狙うのではないかと推測している。
【参照情報】
・Microsoft's first Lumia defines Windows Phone's future - The Verge
・Microsoft's First Non-Nokia Windows Phone Is the Low-End Lumia 535 - Re/code
・Microsoft unveils Lumia 535 Windows Phone with no Nokia branding in sight - GigaOM
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