テレフォニカ、保有するチャイナユニコム株式をさらに売却
2014.11.12
Updated by WirelessWire News編集部 on November 12, 2014, 12:06 pm JST
2014.11.12
Updated by WirelessWire News編集部 on November 12, 2014, 12:06 pm JST
スペインのテレフォニカ(Telefonica)がこれまで保有していた中国チャイナユニコム(China Unicom)株式の約半分を8億6000万ドルで売却したことが明らかになった。Bloombergによれば、テレフォニカはチャイナユニコムの5億9780万株を一株あたり11.14香港ドルで売却。これにより、同社の保有するチャイナユニコム株式の比率は全体の約5%から2.51%まで低下したという。
テレフォニカは2005年、チャイナネットコムグループ(China Netcom Group)の株式2.99%を取得。同社は2008年にチャイナユニコムに合併されたが、テレフォニカは2011年までにチャイナユニコムの株式保有率を10%近くまで引き上げていた。しかし負債の圧縮を進めるなかで、2012年にはその約半分を約14億ドルで売却していた。今回の株式売却はそれに続くもの。FTでは、テレフォニカの負債額について、第3四半期末時点で約410億ユーロとしている。
テレフォニカはここ2年ほど、ドイツの携帯通信事業者イープラス(E-Plus)やブラジルのブロードバンド/ケーブルテレビ事業者GTVの買収するなど、一部市場で積極的な買収を進めるいっぽうで、アイルランドやチェコなどの小規模な市場では事業を売却するなど、事業の選択と集中を進めてきている。
【参照情報】
・Telefonica Seeking $875 Million Selling China Unicom Shares - Bloomberg
・Telefónica aims to sell $875m China Unicom stake - FT.com
・Telefónica Seeking to Sell China Unicom Shares for Up to $875 Million - WSJ
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