ノキア、コンシューマ市場に再参入 - iPad miniにそっくりなAndroidタブレット「N1」を発表
2014.11.19
Updated by WirelessWire News編集部 on November 19, 2014, 11:34 am JST
2014.11.19
Updated by WirelessWire News編集部 on November 19, 2014, 11:34 am JST
フィンランドのノキア (Nokia)が現地時間18日、同社初のAndroidタブレット「N1」を発表した。価格は249ドルで、まずは中国で2015年2月下旬に発売されるという。
[Nokia N1 revealed - Nokia]
「N1」は、ノキアがマイクロソフト(Microsoft)にモバイル端末/サービス事業を売却後初めて発表したコンシューマー向け端末の新製品で、同社が設計を担当し、生産などはOMEメーカーのフォックスコン(Foxconn)が行うという。
同タブレットはAndroid OS(ver. 5.0)で動作し、7.9インチの液晶画面(解像度2048×1536ピクセル)、インテル(Intel)の2.3 GHzクァッドコア「Atom Z3580」プロセッサ、533Mhz「PowerVR G6430」グラフィックプロセッサ、2GBのRAM、32GBの内蔵ストレージなどを搭載。内蔵するカメラは背面カメラが8メガピクセルでフロントカメラが5メガピクセル。またUSBの新規格である「Type-C」リバーシブルUSBコネクタが採用されている。
同製品のソフトウェアについては、ノキアが今年6月にリリースしたランチャーアプリ「Z Launcher」が採用されている。このランチャーアプリはユーザーのアプリや連絡先の使用頻度などを分析し、アプリや連絡先のリストを最適化することができるもので、ウィジェットなどがないシンプルなインターフェイスになっているという。
「N1」の価格は249米ドルで、まずは中国で2015年の旧正月(2月19日)に発売予定。またその後ロシアやヨーロッパ諸国でもリリースされる予定があるという。
ノキアのモバイル端末部門を買収したマイクロソフトは、今年10月にスマートフォン関連のブランド名を「Microsoft Lumia」に一本化。それに伴い「Nokia」のブランド名は廃止となっていた。ノキアとマイクロソフトとの契約では、ノキアが自社ブランドを冠したスマートフォンを開発することは少なくとも2016 年末までは認められていない(フィーチャーフォンについては向こう10年)が、この契約のなかにはタブレットは含まれていないことから、今回の新製品発表に至ったという。
なお、この話題に触れた各媒体では、「N1」について、サイズやデザイン、画面解像度、スピーカーの位置まで、アップル( Apple)の「iPad mini」にそっくりだと指摘する声が多く上がっている。
[Nokia N1 Tabet Hands On - nDevil TV]
【参照情報】
・Non-Microsoft Nokia launches Android N1 tablet with Foxconn -
・Nokia's first device after Microsoft is an iPad mini clone that runs Android - The Verge
・Nokia's return to hardware begins with the $250 N1 Android tablet - Engadget
・With New Tablet, Nokia Returns to Devices - WSJ
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