AT&T、「Web RTC」をサポートへ - PCブラウザ経由での携帯通話を可能に
2015.01.07
Updated by WirelessWire News編集部 on January 7, 2015, 13:17 pm JST
2015.01.07
Updated by WirelessWire News編集部 on January 7, 2015, 13:17 pm JST
AT&Tは米国時間5日、ラスベガスで開催中の「CES 2015」のなかで、新たな通話技術「Web RTC」への対応と、同技術に関連する開発者向けツールの提供を発表した。
HTML5ベースの「Web RTC(Real Time Communication)」は、通常の携帯電話番号からの音声通話やビデオ通話の発信・受信を、従来のブラウザでも特別なプラグインなしに行えるようにするもの。AT&Tでは「Enhanced Web RTC API」の提供を通じて、ユーザーが音声通話やビデオチャットなどをブラウザとスマートフォンの間で簡単に切り替えられるようにしていくとしているという。
現時点で「Web RTC」に対応しているブラウザーは「Chrome」「FIrefox」「Opera」など。またマイクロソフト(Microsoft)も先ごろ「Internet Explorer」で対応する予定を明らかにしていた。
米国の携帯通信事業者で「Web RTC」のAPIをリリースするのはAT&Tが初めて。同技術は今後、世界各国の携帯通信事業者による対応が予想されており、すでにスペインのテレフォニカ(Telefonicad)では同技術を部分的にサポートしているという。
【参照情報】
・AT&T's WebRTC Takes Calling Beyond the Phone - PC Magazine
・AT&T announces developer tool for WebRTC - Computerworld
・AT&T is the first US carrier to support WebRTC - The Verge
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