グーグルのブラウザ検索シェア、2009年以来の大幅縮小に
2015.01.09
Updated by WirelessWire News編集部 on January 9, 2015, 16:43 pm JST
2015.01.09
Updated by WirelessWire News編集部 on January 9, 2015, 16:43 pm JST
Firefoxブラウザのデフォルト検索がグーグル(Google)から米ヤフー(Yahoo!)に変更された影響で、Googleの検索市場シェアが昨年12月には前年比で4.1%減少したことが米市場調査会社スタットカウンター(StatCounter)の調査で明らかになった。
この調査は米国市場を対象にしたもので、またモバイル端末は対象外。12月の市場シェアは、グーグルが75.2%で、ヤフーはは前年同月比3%増の10.4%。また前月比の増減はグーグルが2.2%減、ヤフーが2%増となったという。
米国では昨年11月にFirefoxのデフォルト検索エンジンがヤフーのそれに変更されていた。この話題に触れたWSJでは、米国のブラウザ市場でFirefoxのシェアが約14%しかないことを考えると、この増減は非常に大きな変化と記している。なお、パソコン用ブラウザの市場シェアは、グーグルの「Chrome」が37%に対して、マイクロソフト(Microsoft)の「internet Explorer」が34%だという。
またWSJでは、今後アップルがiOS端末用Safariの検索エンジンをGoogle以外のものに切り替える可能性があるとし、この切り替えが実際に行われれば、グーグルにとってははるかに大きな影響があるとしている。スタットカウンターの調査では、モバイル端末からのトラフィック全体の54%がiOS版Safari経由のもので、ヤフーやマイクロソフトにとっては、グーグルからシェアを奪うさらに大きなチャンスになりそうだという。
【参照情報】
・Google Search Share Drops After Firefox Switch - WSJ
・Google Loses Most Search Share Since 2009 While Yahoo Gains - Bloomberg
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