グーグル、MVNOサービスを計画か - スプリント、T-モバイルのネットワークを利用(The Information報道)
2015.01.22
Updated by WirelessWire News編集部 on January 22, 2015, 11:35 am JST
2015.01.22
Updated by WirelessWire News編集部 on January 22, 2015, 11:35 am JST
グーグル(Google)が、米スプリント(Sprint) ならびにT-モバイル(T-Mobile USA)の無線通信網を使った、独自のMVNO(仮想移動体通信事業)サービス提供を計画しているという。The Informationが情報筋の話として米国時間21日に報じた。
The Informationによれば、グーグルは「Project Nova」と呼ぶこの実験的な試みを通じて、携帯通信サービスの料金引き下げやサービスの向上を狙っているという。また、グーグルがこの携帯通信サービスを、同社の「Nexus」端末と組み合わせて提供する可能性も指摘されている。なお、同サービスの開始時期については今年中になりそうだとされている。
グーグルのMVNOサービス提供については、The Informationが昨年にも報じており、このときには同社がベライゾン(Verizon Wireless)およびAT&Tと交渉を進めているなどと伝えられていた。またグーグルは固定線ブロードバンドの分野で光ファイバー経由の「Google Fiber」を米国の一部の市場で提供している。さらに無線通信の分野でも、気球を利用したインターネット接続サービスの実験プロジェクト「Project Loon」や人工衛星によるインターネット接続サービス計画などを進められている。また、一昨日には同社がスペースX( Space X)による衛星通信網構築計画へ大型の投資を行うとする話も報じられていた。
【参照情報】
・Google allegedly close to launching its own wireless service using Sprint and T-Mobile - The Verge
・Report: Google to launch wireless service this year - Ars Technica
・Yep, Google wants to be a mobile carrier -- again - GigaOM
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら