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光線を利用した無線通信で100Gbpsを可能に- 英大学で研究開発

2015.02.17

Updated by WirelessWire News編集部 on February 17, 2015, 16:59 pm JST

電波の代わりに光線をつかって100Gbps以上の無線データ通信を実現するための技術の研究を英オックスフォード大学などの研究者が進めているという。

この話題を採り上げたIEEE Spectrumによると、この無線技術は光ファイバーケーブルの先に取り付けた増幅・送信用の発信機と、端末側に接続した受信機との間を直接光線で結ぶというもので、送受信機の間に視界を遮るものがないなどの条件が付くが、同じ室内であれば潜在的に3TGbps以上の無線通信も可能になるなどとされている。現在のWi-Fi技術は最高でも約7Gbpsが上限とされており、それと比較すると光線をつかった無線通信には速度面の利点のほか、周波数帯の制約にしばられない利点などもあると同記事には記されている。

この技術では、光線を飛ばす方向を精確に調整することが求められるため、いまのところは天井に取り付けたベースステーションと一定の箇所に設置したコンピュータなどとの通信しか可能になっていないが、研究チームでは今後端末の位置追跡技術を開発・付加することで、任意の場所においたノートPCなどとも通信ができるようにしたい考えなどとされている。

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(Photo: University of Oxford via IEEE Spectrum)

【参照情報】
Li-Fi-like System Would Bring 100-Gbps Speeds Straight to Your Computer - IEEE Spectrum
Experimental networking tech beams data across the room with light - PC World

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