WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

マイクロソフト、「Windows 10」用のAndroid ・iOSアプリ移植ツール提供へ

Microsoft plans to bring Android and iOS apps to Windows 10

2015.04.30

Updated by WirelessWire News編集部 on April 30, 2015, 12:53 pm JST

マイクロソフト(Micorosoft)は米国時間29 日、サンフランシスコで開催した開発者向けイベントのなかで、AndroidやiOS向けに開発されたアプリを次世代OS「Windows 10」向けに移植するためのツール類を提供することなどを明らかにしたという。

Ars Techincaによると、マイクロソフトがアプリ開発者向けに提供を予定するのは、 iOS用の「Project Islandwood」ならびにAndroid用の「Project Astoria」のふたつ。前者はObjective Cで開発されたアプリを「Windows 10」向けに移植するためのもので、すでに人気アプリ「Candy Crush Saga」で知られるスウェーデンのキング・デジタル(King Digital Entertainment)など一部のアプリメーカーでは同ツールを利用した移植作業が進められているという。また後者はJavaならびにC++で開発されたアプリの移植が可能になるという。

このほか、マイクロソフトはウェブサイトを簡単にWindowsアプリとして提供するための仕組みや、既存のPC用WindowsソフトをWindowsアプリに変換する仕組みなどについても発表したという。

マイクロソフトのテリー・マイヤーソン(Terry Myerson)氏は今回の発表のなかで、2018年夏までに10億台の「Windows 10」端末を普及されるとする目標も明らかにしたという。

この話題を採り上げたWSJでは、現在全世界であわせて約15億台のWindowsが存在するものの、PCでは「Windows 7」が約半分を占め、「Windows XP」の割合もいまだに17%とする調査会社NetApplicationsのデータも紹介されている。

【参照情報】
Microsoft Reaches Out to Android, Apple App Developers - WSJ
Huge news: Windows 10 can run reworked Android and iOS apps - The Verge
Microsoft brings Android, iOS apps to Windows 10 - Ars Techinca

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら